【心構え】外国人妻が日本で出産する上で旦那が理解しておくべき3つのこと

国際結婚

こんにちは、ヒロです。今回は2回目の投稿ということで、ここ最近で一番HOTな私の中の話題である、外国人妻の妊娠生活について共有できればと思います。

ただ自分の中でもう一人の人間を生まれて出てくるまで育てる、というだけでも十分に大変なことなのだとは思いますが、それが異国の地で、となればより一層不安や悩みが絶えないことであろうと、いつも体調を側で見ていて感じます。

そこで今日は、まだまだ経験不足ではある私ですが、外国人妻の旦那として、国際結婚して日本で子供を持つという選択をしようとしている男性にあらかじめ理解しておいた方が良いと思う(当たり前に思うかもしれないですが、意外とその大変さ・大切さに気づいてない)ことをお伝えしようと思います。

もし、同じ境遇にいらしたり、これから先国際結婚することを視野に入れてらっしゃる方が、参考にしてくださったり、共感してくださったら幸いです。

あらゆることへの通訳が必要になる

自分の母語の通じない国で、産婦人科など病院にかかる、というのは至難の業です。私も、何を言ってるか理解できない人たちに自分の身体を任せるのは不安で仕方ないです。

これはどれくらいパートナーが日本語を使えるか、ということにもよるかもしれませんが、普段のお互いの会話を日本語で行えるレベル、とかでもない限りは、自分も一緒にいて、その場で通訳したり、何が起きているのかを伝えていく必要があります。

私の妻もそこまで日本語の習熟度が高いわけではないので、病院にかかる場合などはいつも私が付き添って、先生との間に入って通訳に徹しています。

毎回の検診に着いていく、というのが面倒臭いとかそういう話をしているわけではなく、そのために時間の制約は必ず付き纏ってくる、ということを言いたいです。

検診であれば、休日に合わせて通院することもできますし、仕事している方でしたら、誰しも融通が効くわけではないかもしれません。しかし、例えば、ただ分娩のクリニックを選ぶ、となった場合にも制約があります。外国語での対応ができるクリニックというのは限られてきますから、日本語ができなくても受け入れてもらえるか、ということをあらかじめ聞いた上で選ばなければいけません。私たちの場合は、私が毎回の検診で通訳のために同伴する、という条件で受け入れてもらえました。それだけではなく、無痛分娩を希望する場合には、出産の立ち会いを最初から最後まで必ず私がする、という条件でなら、受けられる可能性がある、と先日伝えられました。

検診だったり通院だったり、二人のことではあるので、一緒に行って自分の目で経過を確認したいという気持ちはありますし、そうするものだとも思ってますが、もし仮に何か予定が合わずに、妻一人だけで病院へ向かわなければならない、ということにもなりえます。出産の時だって、決められた時間に始まって終わるわけでもないですから、何かの理由で自分が立ち会えない状況というのが発生するというのは当然あると思います。

幸いにも、現状私は何とか都合をつけることができる状態なので、こうした状況でも妻と一緒にいられるのですが、全員が同じ様な状態であるとは到底思いません。

なので、国際結婚して子供を持とうと思われる方は、その辺の現実的な起こりうることをあらかじめ理解しておくと、いざという時のために備えておけるのかなと思います。時間的な制約は大変かもしれませんが、その困難を加味してもお釣りが来るくらい、父親になるのを実感するのは興味深い体験だと思います。

これは余談ですが、当たり前の様に産婦人科に一緒に行くのですが、産婦人科に一緒に来ている男性が少なすぎたのと、妊娠初期にたとえパートナーにであっても、妊娠したということを伝えずに、一人で産婦人科に通われている方がいる、ということに今もかなり驚いています。

出産にまつわる諸々の手続き・イベントを知る・調べる

最初に通訳が何にでも必要になる、ということと似ていますが、妊娠してから出産して、さらに子供を育てていくまでに発生する諸々の手続きやイベントを把握しておく必要があります。

「何を言っているんだ、親なら当然のことだろう」と思われる方もいるかもしれません。そうなんです、当然知っておくべきことではあるのですが、知っておくべきと何が何でも知らないといけない、というのでは話が少し違ってきます。

日本で生まれ育って、日本で出産しようとしている女性であれば、何かしらの情報をすでに知っているかもしれませんし、自分で気になれば調べて得られる情報があると思うので、お互いで情報を補い合うことができます。(これまでの印象、男性の方が結構無頓着で、女性の方が自分で調べていることが多い気がします。)

しかし、外国人の妻にとって異国の地の国や地方自治体が用意している、育児のための補助などの制度を理解したり、自分から情報を取りに行くのは骨が折れる行為です。(日本人の自分でも理解しきれてない…)そうなった時、恐らくですがパートナーは、相手は自分の国のことなんだから知っている、理解していて当たり前、という様な姿勢で構えていても何らおかしくはありませんし、どちらも知らない状態だとしても、情報を取りに行くなら、こちらが調べた方が効率的です。

なので、出産にまつわる諸々の手続きについて、男性は普段あまり調べたりすることはないかもしれませんが、1から10まで一通り調べて、申請等の手続きも滞りなく進めていく必要があります。決して面倒だ、ということを言っているわけではありませんが、私自身事務的な手続きはかなり苦手な方で、何かの申請をするために、役所を訪れなければいけない、となると無駄に神経がすり減るので、苦手ながらもやらざるを得ない状況を何とか凌いでいます。

何と言ってもメンタルケア(自戒の念も込めて)

そして、最後理解しておくべきことは、多分一番大事なんですが、すぐに忘れてしまう妻のメンタルケアです。

これも、パートナーがどれだけ日本で生活しているか、とかさまざまな条件次第かもしれませんが、私たちの場合、妻は日本に一人で来ていて、周りにすぐに駆けつけられる家族や友達がいない状態です。そんな中で、人生で初めての妊娠で、今まで経験したことのないつわりであったり、急に味覚が変わったり、自分の国の食べ物の味が恋しくなったり、ホルモンバランスが崩れることで、メンタルの浮き沈みが発生して心細くなったりと、とてもじゃないですが何の苦労もなく、楽々な生活が送れているとは言えません。そして、そうした状態で拠り所にできるのは私一人だけです。

恐らく男性には理解できないさまざまな感情や感覚の変化が妊娠した女性の体内では起こっているので、私も妻に「あんたには私のこの気持ちは理解できないと思う」と言われたりもしますし、多分その言っている通りで、実際全部を理解することはできないのだと思います。

しかし、理解できないからと言って何もしないままで良いかと言えばそうではないと思います。理解できないならできないなりに、何かできないか探したり、既に妊娠の経験がある女性に相談したり、何かしら支えとなる方法があると思います。なにせ、妻が拠り所にできる人は身近に私しかいないわけですから。

私が十分に支えになれているというわけではありませんし、私も私で自分の感情とか気になっていることに意識が行ってしまうので、妻に100%の意識を常に向けられているわけではありませんし、多分100%意識を向けるなんてことは無理だと思います。

検診について行って通訳することや、その辺の手続きなどを全部調べ上げておくことも大切ですが、何より一番近くで一番長い時間一緒にいられるであろう人が心の支えになってくれることが、楽しいことばかりでない妊娠生活を過ごしていく中で、パートナーが少しでも安心してお腹の赤ちゃんを育てることに集中できる環境を作る大きな要因になるのではないかと思います。どういう風な行動が心の支えになるのかは、夫婦ごとによって異なると思いますので、また踏み込んで自分たちの場合について考えてみます。

まとめ

大それたタイトルの割にかなり当たり前の様なことを書いてしまったかもしれませんが、妊娠したパートナーのことを他人事とせずに、自分からどんどん関わっていく姿勢・心構えが大事なのかなと思います。

自分はこんなにやってやってる、とかそういう横柄な考え方をするのではなくて、慣れない環境下でのこと何だから、サポートが必要になることは当然ですし、そんな状況でも子供を持つ決断をしてくれたことに感謝して、一緒に子育てを乗り越えていければなと思います。

「こんなサポートがあったら妻が安心してくれた」とか、「男性にこういうことしてもらいたかった」みたいなコメントありましたら、ぜひ教えて頂けると勉強になります。

それでは、今日はこの辺で!

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