【国際結婚】外国人妻の配偶者ビザの申請にはどれくらい時間がかかる?必要な手続きは?

ビザ

外国で暮らすパートナーと籍を入れて、長かった遠距離恋愛に終止符を打ち
これからパートナーを日本に呼んで同棲を始めることを今まさに計画されている方
これからそうなったら良いなと計画されている方
二人の将来に想像を膨らませてわくわくされているのではないでしょうか。

籍を入れて戸籍が一緒になれば、日本人同士の結婚であれば、
大体の場合同棲をすぐに始めるもしくはすでに始めている方達が多いのではないでしょうか。

しかし、国際結婚の場合はそう簡単には行きません。
結婚するのにも一苦労されたことかと思いますが、国際結婚したカップルが日本で同棲を開始するには
もう一つ越えないといけない壁が存在します。

それが、配偶者ビザの取得です。

私の個人的な感覚では、籍を入れるための準備期間と同じくらい、もしくはそれ以上に時間がかかった印象があります。

本日は、そんな配偶者ビザの申請にどれくらい時間がかかったのか
何を気にしておく必要があるのか、ということをお伝えしていこうと思います。

配偶者ビザの取得までにかかった時間

まず初めに、配偶者ビザの申請をして、取得するまでにかかった時間についてお話ししていきます。

結論として、私たちの場合は、実際に準備を始めてから妻が日本に来るまでに10ヶ月ほどかかりました。妻がこちらに来るまでにしておきたかったこと(仕事や親族に出発前に会うなど)や、こちらの準備も
比較的余裕を持って進めていたため、籍を入れてから本当に最速で準備しようと思ったら4,5ヶ月くらいでも可能かな、と思いますが、その場合は、かなり集中してお互い取り組まないといけなくなるので、
お互いの生活を考えると、私たちと同じくらいの時間がかかるのもかかりすぎではないのかなと思います。(実際10ヶ月かかりはしましたが、あっという間に過ぎていきました。)

まずは配偶者ビザの申し込みまでにかかる時間です。

これは後からも紹介しますが
出入国在留管理庁のwebサイトから在留資格の申請に必要は資料を調べて
一つずつ着実に準備していくしかありません。

どれくらい既に手元に必要な情報があるか、ということ次第でもあると思いますが
念には念を入れながら準備していったら2-3ヶ月は普通にかかるのではないかと思います。

用意しなくてはいけない資料の分量も割とありますので途中でやめながら
少しずつ進めることになるのではないかなと思います。

そして申請の準備ができたら、次は承認を待つ期間です。

どれくらいの期間がかかるのか、これも確実なことは言えませんが
3ヶ月は少なくともかかると思います。

更にストレスなのは、申請したは良いものの、その書類に不備がある場合なども、
すぐには連絡が来ず、3ヶ月くらい経ってから必要な資料についての連絡が書面で届くので、
追加で準備して、送り返す必要があります。

その時に始めて、申請した内容が審査中なのだということがわかりますが、
不備があって資料を追加で送ったからと言って、それを優先的に見てもらえる保証もありません。
私たちも実際に添付した資料に不備があったため、追加で資料を送らなくてはいけませんでしたが
その添付したものが十分なものだったのか、いつ頃審査が再開されるのか、ということは
全くわからず、わかったのは申請が終わって、在留資格認定証明書を受け取って始めてわかりました。

しかし、在留資格認定証明書を受け取ってからは、こちらの役割は一旦おしまいですが、
在留資格認定証明書が受け取れたとしても、それでビザの申請が終了するわけでありません。
ここからは、届いた在留資格認定証明書をパートナーの元に届けて、
パートナーが日本大使館にてインタビューを受けて、審査に通ってようやくビザが発行されます。

ここまできて、ようやくパートナーは日本へ在留資格を持って入国が許されます。

配偶者ビザの申請のためにしておいた方が良い準備

先ほどまでで、配偶者ビザの申請にどれくらいの時間を要するのか、
配偶者ビザが取得できるまでにどのようなステップがあるのかをお伝えしてきました。

ここからは、配偶者ビザの申請のために、あらかじめ準備しておいたものを紹介していきます。
(細かいものについては、出入国在留管理庁のwebサイトを確認下さい)

二人の写真

実際に申請をしたことがない方も、ビザの申請のために必要な書類について聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。配偶者ビザの申請のために必要なことは、どれも共通していることがあって

「二人の結婚が正式なものである」

ということを示す必要があります。

何かのビジネスの目的であったり、そう言った本来の目的とは異なる理由で結婚する人たちに
ビザを発行しないために、そうした資料の提出が求められます。

そのうちの一つが二人の写っている写真です。

提出書類の要項には、二人の写真を2-3葉と書かれていますが
実際にそれだけの写真だけ添付して、承認されなかったら、ということを考えると
できる限りの証拠を添付して送るのが得策だと思います。

私たちの場合は、20枚ほど写真を用意して、それらをいつどこで撮ったのかという情報を一緒に記載して提出しました。

旅行などで撮った写真がいいですが、一つの旅行で撮った写真をたくさん添付しても1枚としかカウントされないので、できるだけ違う日、違う場所で撮影した写真を用意する必要があります。

出会って間もないカップルで提出する場合はどうするのか、と思いますが
それはそれで、そういったリスクがあるということは理解しておかないといけません。

また、写真で注意しなくてはいけないのは、加工があってもダメということです。

私の場合、自分であまり写真を撮影することがなく、撮るとしても妻の写真だけだったので、
二人で写っている写真を用意するのにそもそも苦労しましたし、
妻もカメラアプリを使って撮影しているものが多かったので、
加工が入ってしまっていたりして、旅行に行った時の写真もほとんど使えないという様なことになり
写真を用意するのにかなり苦労しました。

二人の会話の記録

しっかりとした結婚だということを証明するためには、二人の写真だけでは足りません。
二人が送ったテキストのメッセージや、通話の記録も提出する必要があります。

これに関しては、どう言った会話の記録を提出すれば良いのか、具体的には記載されていないので
何を提出すれば良いのか、ということでかなり頭を悩ませた記憶があります。

また、これについては交際期間が長くなると、これまでの記録が多すぎる、過去の記録が消えてしまっているなどの問題が起きるので、申請を始める前から意識的に使えそうなものは残しておくのが良いです。

私たちの場合は、毎日ビデオ通話をしていたのですが、記録は一ヶ月分くらいしか残らず、
ビデオ通話での会話がほとんどメインだったので、テキストのやり取りは、「おはよう・おやすみ」
みたいな具体性のない、会話が多かったので
提出するのに適した会話の内容を必死に遡って探しました。
この記事を読んでくださった方が、事前に準備して、私たちと同じような不安を抱えなければ幸いです。

その他にも気をつけておいた方が良いもの

時間のかかる準備しなくてはいけないものは、先ほどお伝えしたものですが
そのほかにも用意しておいた方が、申請に役に立つものがあります。

一つ目は、相手に会いに行った、または相手が会いに来てくれた時の航空チケットのレシートです。
これは、提出は特に求められているものではありませんが、二人の交際を証明する資料の一つとして
追加しておくと、互いの渡航がよりわかりやすい形で裏付けられると思うので+αとして提出すると
良いと思います。(何度も言いますが、足りないよりも、足り過ぎているくらいの方が後々却下になったり、追加で何かを提出しなくてはいけなくなるよりもはるかにマシです)

そして二つ目は、婚姻証明書です。これは、相手の国で婚約の手続きをした人に限りますが、
相手の国で婚姻証明書を発行して、取得しないといけなくなる、となると、
申請の際に提出できるものが発行から数ヶ月までのもの、と言った制限があるので、
先んじて取得し過ぎてもいけないですし、申請の準備をしている時に必要となった場合も、
相手にお願いして発行手続きをしてもらって、そこから手元に届くまで待つとなるとそれなりに時間もかかると思うので、計画的に準備をしておく必要があります。

国際便で送れば良いじゃないかと思われるかもしれませんが、私は一度妻に手紙を送った際に、
どこでかは定かではないですが消失して、結局妻の手元には届かなかった経験があるので、
極力そう言った大事なものは郵便に頼りたくないです。

日本で婚約の手続きをされた方であれば、婚姻証明書の発行は市役所でできると思うので、
そこまで手間にはならないと思いますが、海外で手続きされた方は、
婚姻証明書もビザの申請には必要になってくるので、申請を提出する時期と
婚姻証明書を取得するまでにかかる時間をあらかじめ逆算しておくと、滞りなく申請が進められると思います。

まとめ

私が実際に妻と結婚してから、配偶者ビザを取得するまでにかかった期間と、
申請の際にあらかじめ準備しておいた方が良いと思う資料について、今回はお伝えしてきました。

やっとの思いで結婚できても、ビザの申請が通らないと日本で同棲するまでに
更に時間がかかることになってしまいますから
申請内容が正しいか否か、わからないなりに探り探り進めていくしかありません。

そう何度もする経験ではないので、慣れない中でストレスや不安を感じることがあるかもしれませんが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

申請類はひとしきり苦労してきと思うので、もし更に知りたいことがあれば
教えて頂ければ何か力になれることがあるかもしれません。

私も、ほかにも思いつくことがあれば、追記したり別の記事でお伝えしていければと思います。

それでは、本日はこの辺で!

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